バリ島の街をブラブラ散策していると、至る所に見受けられる壁画。
インスタ映えもすることから、今ではお洒落なカフェに必ずと言っていいほど思わず写真を撮りたくなるようなアートが壁に描かれていますね。
そのクオリティが凄い!!
バリ島はアーティストの島、芸術が盛んです
バリ島は絵画だけでなく、寺院の割れ門などの彫刻も息をのむ素晴らしさに多くの旅行者が魅せられます。
そして、バリ島の伝統舞踊や、ガムランをはじめとした音楽に関わるアーティストもとても多いと感じます。
ほかにも、銀細工の職人やバティック織にろうけつ染め・・・など挙げだしたらキリがないくらいです。
芸術・芸能など、アートはバリ島の神様のため
小さな島にも関わらず、なぜこんなにも数多くのアーティストが存在するのかと言うと、バリ島独自の宗教のためだと思われます。
芸術や芸能は神様に捧げるためのもの。その文化を先祖から代々受け継いだアーティスト一家がとても多く存在するのだと思います。
壁画から感じ取るアーティストの想い
↑↑チャングーエリアで見つけた巨大な蛸!!カメラに収まり切れません!!
なにやら威嚇しているように見えますが。。。
↑↑よく見ると、蛸の周りにはたくさんのプラスチックごみが描かれています。
↑↑その先にはバリ島の伝統衣装を纏い、ガスマスクのようなものを着けた人物に蛸の足が絡みついています。この壁画には“これ以上汚染が進むと、人類も生きられなくなる”というメッセージがこもっています。
↑↑こちらはウブドで見つけた壁画。【MEISOU(瞑想)】というお店なので瞑想してる人の絵ですね。
↑↑これは神聖幾何学のスリヤントラ。上向きと下向きの三角でバリヒンドゥー教の考え方の2極を表しています。ウブドは世界中からヨギーニが集まる地でもありますので、壁画を見てスピリチュアリズムを感じられるようなものが多いのかもしれませんね。
バリ島土産に絵画も◎
↑↑コチラはバリ島内に数店舗構える大きなギャラリー。
飾りやすい小さな絵から、迫力のある大きな絵も取り揃えてあります。
お土産に人気のこのようなギャラリーの絵画はポップなものが多く、大量生産されている可能性があるのも事実。
それでもお部屋のアクセントや、お店を経営されている方などにはお手頃に購入できてイイかもせれませんね♪
様々なアートの必要性
絵画に限らず、アーティストは神様とのつながりが強いのではないか、と思っています。
バリ島のアーティストは芸術や芸能を【バリ島の神様に捧げるため】に働いています。
【バリ島の神様に捧げるため】には神様が喜ぶものを知っていなくてはならないからです。
また、その捧げものは神様だけでなく、わたしたち人間にも多大に影響することは然りです。
たとえば、
バリ島の楽器・ガムランは、【心が洗われるような音色】と言われることがあります。
伝統舞踊・バロンダンスは、魔物と戦う様が表現されていますが、【バロン→善 ランダ→悪 の終わらない戦い】から【自分自身の善と悪の気持ちを知る】ということにもなるのではないかと思います。
伝統絵画では、バリ島の神の姿が描かれたものが多くあります。バリ島の神々はたくさんの人物像に分かれていますが、【神の持つ側面の一つ】を現しているものだと感じます。また、ライステラスや、人々が働いている姿を描かれたものも多く、豊穣や発展を願う気持ちや意図が現れています。
このように、様々なアートを通じてどんな印象を持つのか、わたしたちにどんな影響を与えるのかを知る、ということが必要なのではないでしょうか。
優れた芸術や芸能は言葉を超えた意識や意図が込められていると思うのです。
実はわたしもバリ島に移住してからアクリル画をはじめました。なにやらインスピレーションが湧いてきて突然描きたくなったんですよね。。。
【峻厳の地球】
なんて、たいそうなタイトルついてますが、この絵をみてると、あたしは物事の全体の輪郭をほんの少し捉えただけで知ったような気になってるんだなってつくづくおもう。
それでもなんとか完成とおもえるまで描ききれてよかった。さっ次描こ、次。#バリ島 #絵画 #アクリル画 #絵描き pic.twitter.com/cxC8KcgEtQ— キコ(rinten)バリ島在住妻 (@kiko_rinten) 2019年3月29日
ほぼほぼ素人からのスタートなので画力はまだまだですが、たくさんの方に観ていただくには、美しい絵画であることも重要ですし、絵を通じて伝えたいことがそのまま観る方に伝わるよう、表現力にも磨きをかけたいと思っています。
芸術・芸能から受ける影響はわたしたちにとても重要なことだと感じています。だから子孫を残すように芸術・芸能も受け継がれ続けているのでしょうね。
まったくもって人生はアートのよう。
して、アートは一日にして成らず。(名言風)