ペニダ島・神秘的な洞窟の寺院【ギリプトゥリ】でお祈り!

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バリ島の隣にある離島・ペニダ島で、家族で参拝してきた話です。

ペニダ島

とてつもない絶景ポイントが望める離島・ペニダ島は、近頃観光にも人気です!!

キコ家の家族旅行でも度々訪れているペニダ島ですが、今回の目的は

生まれ変わると言われる洞窟の中にある寺院【ギリプトゥリ(Goa Giri Putri )】で本気の参拝をすること!!

ペニダ島 ギリプトゥリ

です!!

ペニダ島の寺院

ペニダ島にある寺院は大きく2つ。

・ダラムペッド寺院

ざっくり説明すると、大昔、バリ島に住んでいた妖怪や魔物たちが祀られている寺院。バリ島からたくさんの参拝者が訪れます。

・ギリプトゥリ寺院

ざっくり説明すると、プトゥリは娘という意味で、洞窟内は神の娘の【子宮】を表し参道を通り抜けると生まれ変わると言われている寺院です。

通常、ペニダ島の寺院を参拝する場合は、まずダラムペッドで参拝をしてからギリプトゥリに参るという順序があるのですが、ダラムペッドは以前参拝したことがあるので、ギリプトゥリに直行したいと思います!!

まるで異次元・ギリプトゥリ寺院

ペニダ島 ギリプトゥリ

↑↑正式名称【Goa Giri Putri(ゴアギリプトゥリ)】の入口です!!

今回の目的は観光ではなく参拝。なのでバリ島の伝統衣装に身を包み神様へのお供え物を持って入ります。

観光のみでも中に入れますが、その際は足を隠す布と腰巻が必要です。寺院の入口の道路を挟んだ向かい側の商店でレンタルすることが出来ますよ♪

ペニダ島 ギリプトゥリ

↑↑まずは階段を登っていきます。洞窟ってなんとなく地下にあるイメージでしたがそういうワケではないようですwあくまで素人のイメージです。イメージ。

ペニダ島 ギリプトゥリ

↑↑階段を登り切りました!!まずは署名をし、寄付金を納めて洞窟に入る前にある最初の祭壇でお祈りします。

観光のみの方も署名して寄付金を納めてから洞窟に入ります。

※家族で本気参拝のため参拝中の写真はありません※

ペニダ島 ギリプトゥリ

↑↑はい!最初の祭壇でのお祈りが済んだので、聖水をかけてもらい、いよいよ洞窟に入っていきます!!

『なんかちょっとこわそうだな~』という長男をよそに、コワイもの知らずの次男はお構いナシです。

ペニダ島 ギリプトゥリ

↑↑入口はこんなに小さい!“清らかな心を持つ者”でないと入れないとも言われています。

実はわたし、閉所・暗所恐怖症。観光で来ていた欧米の方もかなりビビッていましたが、わたしも勇気をだして入ってみます!!

ペニダ島 ギリプトゥリ

↑↑入ってみるとこんな感じ。中には電気もあるのでそこまで暗くはないです。天井が低いのでしゃがんで進んで行くこと数メートルその先は・・・

まるで異次元の世界でした。

 

ペニダ島 ギリプトゥリ

蒸し暑いような、ひやりとするような、まとわりつくような、重苦しく圧倒されるようなエネルギーにいきなり包まれます。

お祈りの歌声が洞窟内に響き渡り、いっそう幻想的な雰囲気を醸し出しています。

ペニダ島 ギリプトゥリ

洞窟内のメインの祭壇。ほかに5つ祭壇があり、すべての祭壇でお祈りする。

メインの祭壇の前のいくつかの祭壇でお祈りを済ませるころは、洞窟内のエネルギーにも慣れてきます。

↑↑この写真の左側にある階段を登るとそこが【子宮】の中心部。バリ島から来ている大家族のお祈りの歌声がいっそう強く響き渡ります。

『わたしも参加してもいいですか?』

と、階段の下にいたお坊さんに聞くと、

『今、行きなさい。』

とのこと。

こどもたちは雰囲気に圧倒されて怖いようなので、わたし一人でバリ島の大家族に交じってお祈りさせてもらうことに。

大家族の中には、感極まって号泣されている方もいます。

荘厳な空間そのもです。

バリ島の作法に倣ってお祈りします。この時のわたしはただひたすら無です。

※家族で本気参拝のため参拝中の写真はありません※

ペニダ島 ギリプトゥリ

【子宮】の中心部の祭壇。写真を撮るのをためらってしまう程、荘厳な雰囲気でしたが、一枚だけ撮らせていただきました。

この、バリ島の大家族と一緒にお祈りができてよかった・・・と感じたんですよね。何がってワケじゃないんですけど。はじっこのほうで座ってただけだけど。

 

お祈りが済んで、清々しい気持ちでこどもたちのもとに戻ろうとしたその時、

坊『あなたはこっちでお祈りしてください。』

へっ?こどもたちが待っているのですが?

坊『まだ終わっていません。この奥です。』

と、お坊さんに導かれたその先はさらに小さな洞穴。大人が肩を寄せ合って7~8人座れるかどうか。とてもじゃないですが大家族は全員入れません。

坊『ここで瞑想してください。』

・・・はい。(たくさんのゴキブリと目が合います。この人誰?といった顔をした大家族の一部の方と目が合います。)

坊『今日はデワアユに導かれイブ・プルティウィが来ています。皆さん、瞑想してください。』

出ました。お坊さんの口からデワアユ(バリ島のシャーマン)とイブ・プルティウィ(大地の女神)の名前が。

デワアユとは、わたしのバリ島の師です。そして、この寺院に向かう道中に【今日はイブ・プルティウィと一緒だからね】というインスピレーションをわたしは受け取っていたのです。

関連記事→デワアユというバリ島のシャーマンの話

(なるほど。そうゆうことね。このお坊さん、若いのに凄いひとだn・・・)と、思ったような思わないようなその時、洞窟内が真っ暗闇に!!!

わたしは閉所・暗所恐怖症!!!コワッ!!!

突然のことで叫びそうなくらいに怖かったのですが、ここまで来てしまった以上は後戻りできません。心を落ち着かせ、無理やりにでも瞑想スイッチを入れます。

スッと落ち着きを取り戻したその瞬間、目を閉じているので何も見えない(開けても見えない)のですが、洞穴の空間が広く感じられ、隣にいるはずの人の気配も消え、しかし不思議な一体感を感じられました。

お坊さんのお経を遠くで聞きながら、何かがわたしの中を静かに、勢いよく通り抜けていきます。

はい、号泣からの昇天。

もうすべてがどうでもよくなっちゃうような神秘体験的なアレです。

その後のことは、ふわふわしてしまってよく覚えていません。。。

果たして生まれ変わる事はできたのか?

↑↑か、どうかは分かりませんが、とにかく洞窟内から出て太陽の光と家族の顔を見たらホッとしました。

お供え物

一緒にお祈りした大家族の方に「今日はあなた達家族のお祈りに参加させてもらってありがとう」と、伝えると

『こちらこそありがとう。これであなたとわたしも家族よ!!』と、言われまた号泣。

 

【子宮】から出た後に、増えた家族。うん。よかった!!

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